先日、おなじみの濱知の会が開催されました
講師:大本敬久 氏(愛媛県立歴史民俗資料館 学芸員)
東日本大震災の被災者のみなさまへの義援金募金活動に加えまして
私たちの住む、愛媛県南予地方は、非常に東北地方に縁のある地域であることから
その繋がりに関してご講演頂きました
大洲・喜多地方を除く南予地方は江戸時代、
宇和島・伊達藩領で、そのルーツは仙台・伊達藩
大本さんは、初代藩主・伊達秀宗の入封を皮切りに、
とくに東北地方に由来する伝統芸能「鹿踊り」について開設して下さいました
東北地方では、死者を供養する意味を含むため、恐い表情をしており、
お盆の時期、非常に暑い中行なわれるそうです
宇和島藩では、神社のお祭りに鹿踊りをいれ、
南予各地で普及して行ったそうですが、
非常に優しい顔をしているそうです
それぞれちょっとずつ意味合いが変わってきているんですね
その他、東北地方との共通点は、
・昔話が多く伝承されていること
・全国上位にランキングされている「菊池」姓
・佐田岬半島に伝わる織物「裂織」
などなど、身近な生活のなかに東北と関連してくるものが多いことを教えていただきました!!