瀬戸内国際芸術祭

はじめて15年前に直島に行きました

 

妹の受験のときに、岡山のホテルに一緒に泊まらせてもらって
一人で安藤さんのベネッセハウスと各芸術家の方参加の家プロジェクトを見に行ったのですが
今ほど観光地化されていなくて
岡山からのフェリーでたどり着き
「5時間でこの島を一周したいんです」
と観光協会の方にご相談してみると
親切にも「車をかしてあげらい」とおっしゃってくださいました
しかし私は車の運転免許を持っていません・・・
それならと自転車を貸していただき
頂いた地図を片手にアップダウンのある島内を
家プロジェクト→ベネッセハウスと巡りました

 

家プロジェクトでは、古民家のアートによる再生が行なわれており、
「八幡浜もこういうことをしたら元気になるのに!!」
ヒントをくれた作品に心の底から感動しました

 

ベネッセハウスでも、美術館に宿泊すること・・・というコンセプトに非常に刺激されました
芸術は、非日常のみならず
日常のなかで存在し影響を与えてくれる存在になりうる
その場所にしか存在し得ない芸術が身近に体験できるこの島の住民がうらやましい

 

目前には、素晴しい瀬戸内海の景色が広がっておりました
が、私が暮らしていた八幡浜から見る景色も全くひけをとっていないのではないか?

 

美しさに気づく・・・何かに気づくということ
それこそが芸術の力なのではないだろうか

 

瀬戸内国際芸術祭2010が行なわれ
今月末で終わりを迎えようとしています
感じることは
きっと人それぞれ違うと思います
でも、今回行けなかった方も、是非、会期が終わってからでも足を運んでみては如何でしょうか
自分を揺さぶる何かがあるかもしれません・・・・
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八幡浜・八西地区の青石

さて、それでは、八幡浜・八西地区の青石はどのように積まれているかといいますと
旧川之石庄屋跡
3mを超える青石の灯籠と井戸が残っています。
駐車場の石垣は、防火用に設置されたもので、
青石の自然石を鋭角に積む「落としづき」という
今では見ることが少なくなった貴重なものです。
国有形文化財にも指定されています。
青石の灯台と海に浮かぶ船
航海の安全を祈願してデザインされています
旧江戸岡小学校の外部トイレの壁にも
青石が張られています
松村さんの設計の思想の中に
土着的なものが影響していたと考えられる部分です
こちらも同じく
旧江戸岡小学校にあった池
青石が自由に置かれています
少し八西地区に広げて見て見ると
旧三崎町井野浦にてボランティアの手でつくられた石垣です
約3年間かけて制作されています
私たちも、この高さなら積めるでしょうか
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小豆島・豊島の石垣

青石の石垣に関連して
先日小豆島・豊島に訪れたときに
芸術や建築を見ただけでなく
青石を愛する会、会員としては、
石垣にも自然と興味がわき
撮った写真の中にも石垣が登場してきます
八幡浜と違って
小豆島・豊島は高温低圧の領家変成帯に属しており「花崗岩」が多く取れる地域です
石垣にも「花崗岩」が多数利用されておりました
大きさのそろっているものというより
ある石を利用して積めるかたちに積んであるという印象を受けました
石垣のほか、古民家の基礎としても使われています
見えにくいですが、土壁に瓦や薄い石を布積みにしてあります
こちらも、石のつなぎは土を利用しています
棚田の石垣
花崗岩の他、青石も混じっているような・・・
多種多様な石の雑積で、間から雑草が生えています
とても風景に溶け込んだ自然な姿に見えましたが
石を集めだしてから思うこととして
先人の方のご苦労と技の凄さがあります
それらを超えることは難しいので
競うのではなく
今できることの中で
もっとも賛同を得られるコンセプト・方法の模索が必要かなと思います
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松崎了三さん講演会

昨日、保内町商工会主催の講演会に参加してきました

 

高知県「馬路村」を有名にした立役者の「松崎了三」さんです
演題は
「地域まるごと販売術」
~売るべきは地域と人~

 

タイトルを読んだだけでもいろんなヒントが貰えそうです
松崎さんは、バイタリティー溢れるお人柄の持ち主で
①情報
②価値
③融合
④顧客
という4つの大事なキーワードを中心にお話いただきました

 

中でも
・昨年と同じことをやっていたら顧客は飽きる 
・常に新しいことをやり続け、考え方を伝えると、人は応援してくれる
・新しいことをやろうとすると周りからまず絶対無理と言われるが、成功すると「私もそうおもっとったんよ」と言われる
・物を売るのではなく、まちを売れ(まちをPRしなさい)
・人は人の考え方に感動する
・感動すると販売につながる→ファン(リピーター)になる
・知らないまちの特産品は誰も買わない→まちを知って貰うのが一番大事
・誘客のアイデア(どうやって、まちに来て貰うか)

 

これら一つ一つのことをじっくり考えるだけで
活動のヒントになりそうです

 

講演会のご案内を頂きました、保内町商工会のみなさま
どうもありがとうございました!!
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エバさん

エバさん・・・ってご存知でしょうか?
石垣を積むことのできる方のことです

 

現在、エバさんは高齢化しており
石垣を積む指導をしてくださる方がいらっしゃらないと
積むのも困難・・・・
ということで探しておりましたら素敵なエバさんこと尾地さんを紹介していただきました!

 

お話を伺うと
八幡浜で目にしたことのある石垣は
かなり尾地さんの積まれたものであることがわかりました
つまり八幡浜の今の景観づくりの一端を担われていると言っても過言ではありません
石垣の積み方には、
●布積(正式な積み方)
●矢羽根積
●雑積
●谷積み
●張石
などがあるそうです
集まった石の大きさや形を見て
どういうつみ方にするか検討しましょうということになり
まずは青石をたくさん集めることから取り組むということが重要です
尾地さんは今年86歳ですが、
マスターズ陸上愛媛大会の円盤投げで優勝されるほどの実力の持ち主です!
また、港の石垣つくりのご指導をお願いしたところ
快く承諾してくださり
次の世代へ
石積みを伝承していくことができそうです
本当にどうもありがとうございます!
どうぞよろしくお願い致します!!
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